夏ドラマで“強い女性たち”がズラリと並んだのはなぜか?

公開日: 更新日:

 この夏、ドラマの女子たちが元気だ。最強は誰か。

 今週で終了してしまったけれど、「ハケンの品格」(日本テレビ系)の大前春子(篠原涼子)は、資格をさらに増やし、派遣社員評価も特Aから特Sにアップして、13年ぶりに老舗食品商社「S&F」に戻ってきた。今シリーズの敵はAI(人工知能)。相変わらず「契約以外の仕事はしません。残業はしません」とマイペースだが、AI優先の経営でリストラに追い込まれる営業企画課の面々を、卓抜なアイデアとスキルで救う。なにしろ、看護師、気象予報士、危険物取扱者、海技士、1級左官技能士、マグロ解体、フラメンコなど、30以上の資格と特技を持っているのだから、怖いものなしのスーパー派遣である。

「アンサング・シンデレラ」(フジテレビ系)の葵みどり(石原さとみ)は、入院患者や手術時に薬品や麻酔薬を処方する病院薬剤師だ。処方内容に矛盾があったりすると、物おじしない性格もあって、アンサング(縁の下の力持ち)にもかかわらず、指示に間違いないか医師に直接問い合わせるから、当然ながら、うるさがられている。でも、薬に関する知識は豊富だし、人並み外れた鋭い嗅覚と味覚で、薬名や記号番号が消えてしまったような錠剤でも、ちょっとなめて判別することができる。こちらはスーパー薬剤師だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」