著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

どんなスキャンダルも「聖子だから」の一言で納得できた

公開日: 更新日:

 沙也加誕生の頃から神田は実家近くのマンションに住み、時折、聖子宅を行き来する変則な別居生活を送っていた夫婦。一般常識は当てはまらない。「離婚はないかもしれない」という疑念がメディアのなかでも出てくる。女性誌の報道も「離婚する」「離婚しない」と記事が分かれる珍現象。

 沈黙する聖子をよそに離婚話で週刊誌は売り上げを伸ばし、世間も聖子話で盛り上がり、「聖子バブル」に浮かれているかのようだった。

 離婚直前に夫婦でCM出演という離れ業もあったが、CM終了を待ち1997年、離婚。12年の結婚生活に終止符を打った。

 離婚の翌年、審美歯科医との再婚を発表。郷との破局会見に続いて「ビビビ婚」の新たな名ぜりふが生まれた。これが聖子の自己プロデュース力。メディアも「聖子の生き方」といったテーマを追求する企画物にチェンジする傾向にあった。印象的だった声を紹介する。

不倫、離婚と騒がれても、寡黙を通し動じる様子をみじんも見せない。すべて自分の描いた青写真通りに実行してきている」(音楽関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」