嵐ようやく見えた“有終の美” 年内に無観客ライブ配信決定

公開日: 更新日:

 国立競技場で開催される嵐のコンサート「アラフェス 2020」が無観客ライブ配信で年内に開催されることが、15日明らかになった。同公演は当初5月15、16日に開催予定していたもので、ファンクラブ会員限定で開催日は未定。今回の年内開催決定で、嵐は既定路線の年内活動休止が確実になった。

 コロナ禍の影響で5大ドームツアーも現状中止。東京五輪の延期でNHKスペシャルナビゲーターの仕事も立ち消え状態で、活動休止を延期するのでは、といった臆測も飛び交い、メンバー内の不和も週刊誌等で度々取り沙汰されていた。同公演が決定したことで、嵐としてファンの前でのパフォーマンスは国立競技場のライブ配信で見納め、年末の紅白が最後のテレビ出演に。21年に五輪が開催されれば、期間限定で再結成するというスタンスになりそうだ。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「ゴールが明確になり、メンバーも結束力が高まったのでは。リーダーの大野智さんの絵の個展も、ジャニー喜多川さんの絵や、点描の大作に嵐のメンバー全員の名前が埋め込まれていたり、嵐のメンバーとしての集大成の色濃い作品ばかりでした。この決定であと3カ月半、ファンに支持されていた“グループ仲のいい”嵐を目に焼き付けることができるはず。コンサートがライブ配信になったことは逆にファンクラブの全員が同じ時間を共有できる新たなメリットもある。もしかしたら、海外のファンも含め、1回の公演で過去最高の売り上げを記録する可能性もある。嵐がどんな演出をするのか期待も高まります」

 ようやく見えた嵐の“有終の美”。活動休止の花道は史上最多数のファンが見守ることになりそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因