国民民主の連立入り「看過できない」と強く牽制も…連合・芳野友子会長は本当は反対じゃない

公開日: 更新日:

「国民民主をはじめとする野党にも協力を求めていく」

 年が明け、高市早苗首相は5日の会見でわざわざ名指しでこう語った。その前日、2026年度予算案の早期成立に協力する意向を表明した玉木雄一郎代表の記者会見を意識しての発言である。6日には自民党鈴木俊一幹事長が記者会見で「3党連立という形になれば日本の政治の安定がしっかりと確立される」と言えば、さらにその翌日には維新の吉村洋文代表、藤田文武共同代表が国民民主の連立入りについて「非常に私たちとも考え、政策観の近しい政党だ」との認識を示した。

 自民、維新は衆院の与党会派で過半数ぎりぎりの233議席を確保したが、参院では6議席不足している。国民民主へのラブコールが日ごと高まるワケだ。

 もっとも、国民民主の態度は煮え切らない。一時は財務大臣起用を打診されてその気になった玉木は、参院の伊藤孝恵国対委員長ら同党の反高市派に反対されて踵を返し、それ以降は連立入りについて何度問われても「(与党との関係は)幅も深さも広がるが、具体的にどうするかは今後の話だ」と言葉を濁してきた。さらにここにきて国民民主の支援組織であり最大のスポンサーでもある「連合」の芳野友子会長が5日の記者会見で「立憲民主と国民民主が野党の立場で政権に対峙していく体制が必要だ」と語り、国民民主の連立入りを「看過できない」と強い調子で牽制している。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 3

    高市首相に“もう1つの爆弾”「副首都法案」炸裂の可能性 会期延長なら疑惑追及&身内疲弊のWパンチ

  4. 4

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  5. 5

    ベタ折れで肝いり法案断念の維新 吉村代表と馬場前代表にミゾで「国会組」vs「大阪組」のバトル勃発

  1. 6

    国会嫌い高市首相「2つの疑惑」からの逃げ切りも画策…逆ギレから3週間、「秘書陳述書」提出の動きなし

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    高市政権“国会破壊”の裏返し…定数削減法案めぐり参政党・神谷代表が「神質疑」と絶賛される世も末

  4. 9

    もはや「遅すぎる」飲食料品の消費税減税…異論噴出と政局化で国民会議は空中分解

  5. 10

    機微情報ダダ漏れだけじゃない「個人情報保護法」改正の罠 高市政権が経済界の言いなりで法案に“大穴”が

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁