「あいつは被害者ヅラが得意なんです」マウント妻に疲弊した48歳夫、お金の行方に“嘘をつく”男のプライド
48歳、妻は被害者ヅラばかり
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
【冷酷と激情のあいだ~男性編~】
「あのですね、妻がどう言っているのかわからないですけど、あの人(筆者注:妻のこと)は被害者ヅラをするのが得意なんですよね。
今回の件も、騒ぎすぎです。俺からしたら貯金の一部を必要だから引き出しただけ。そこまでギャーギャーと騒ぐような話でもないんですよ。
お金を引き出した理由ですか? 浮気でもなければ借金でもありません。真っ当な理由で引き出しています」
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マウントばかりの妻にウンザリ
もともと妻への不信感が募っていたところに、今回の騒動があって「本気で疲れた」と打ち明けるノリタカさん。
年末年始は久しぶりに帰省をしたかったのに、妻は「行きたくない」と拒絶。仕方なく東京で過ごしたと不満げです。
「ウチの実家を、妻は毛嫌いしているんですよ。理由ですか? わかりません。結婚当初からそんな感じですね。『私は古臭い風習は嫌い。だからあなたの実家とは最初から距離を置かせてもらいます』と言ってたし。
それに、妻はなにかとウチの実家と自分の実家を比べて、マウントをとってくるんです。めんどくさいですよねー…。俺も結婚をしてから『こんな女だったのかよ』って思いましたから」
185万円の行方
騙し騙しながらも、それなりに「良い関係」を築き、なんとか結婚10年目を迎えたと自虐的に話すノリタカさん。
聞けば、貯蓄を引き出した理由も“実家”が関係しているそうです。
「あー…、185万円は実家に工面したお金なんですよ。景気が悪いのに、この物価高ですからね。両親は小さな店をやっているんですけど、うまくいっていなくて。
生活が大変だと聞いたので、年の瀬が近かったし生活費の足しにしてねって渡したんですよ。でもほら、それを妻に言えばまたマウントしてくるし、ギャーギャーうるさいだけだなって思って。だから俺の一存で貯金を出しただけなんです」
妻には絶対言いたくない
妻に親への援助を知られたくないのは、実家の威厳を保つためだとノリタカさんは言います。
「お金を渡したなんて知ったら、あの人のことだからまたウチの実家を見下すでしょうし、大騒ぎするに決まってる。
そんな面倒な事態になるくらいなら、俺が遊興費に使ったってことにしたほうがマシですよ。
そうだなー、キャバクラにハマったとでも言っておこうかな。
まぁ、このまま夫婦仲が戻らなければ、離婚でも俺はいいんですけどね。申し訳ないですけど、もはや妻への気持ちはそんなレベルまで冷めきっちゃっていますから」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
(並木まき/ライター・エディター)


















