20代のバレンティンは足が速く守備も“平均以上”だったのに…打てば打つほど横着になっていった
飯田哲也氏による「すべては野村ヤクルトが教えてくれた」(第22回=2020年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。
当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。
今回はあのバレンティンについて綴られた、ヤクルトの黄金期を支えた飯田哲也氏による「すべては野村ヤクルトが教えてくれた」(第22回=2020年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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2013年に60本塁打を放ち、王貞治さん(現ソフトバンク球団会長)などが持つシーズン55本のプロ野球記録を塗り替えたのが、ウラディミール・バレンティン(35=現ソフトバンク)です。
あれほどボールを飛ばす打者は正直、見たことがない。スタンドギリギリの本塁打なんてほぼなく、打った瞬間から外野手が微動だにしない……。まるでピンポン球を飛ばすように、硬球をスタンドに運んでいました。1試合で2本の場外弾を打ったときは、笑うしかありませんでしたね。


















