「後払い決済」に潜むリスク…精神疾患との関連性が判明?
うつ病などの精神疾患を患うことは、家計の不安定さと関連していることが知られています。このような家計の不安定さを促す社会背景として、「後払い決済サービス」との関連性も注目されています。
米国では、購入代金を後払いできる決済方法(BNPL)が広く普及しています。BNPLは、短期かつ無利子の借り入れサービスで、クレジットカードなどを保有できない与信力の低い人にとって、利便性の高い決済方法のひとつです。日本においても、PayPayをはじめとしたBNPLの使用が拡大する一方、多重利用に伴う返済困難例が問題となりつつあります。
そのような中、BNPLの利用と精神疾患の関連性を検討した研究論文が、米国医師会が発行している医療政策の専門誌に、2025年12月12日付で掲載されました。米国で行われたこの研究では、18歳以上の2121人(女性51.2%)が分析対象となりました。研究参加者に対して過去1年間におけるBNPLの使用状況を調査し、うつ病、不安症、そして心的外傷後ストレス障害との関連性が解析されています。心的外傷後ストレス障害とは、生死に関わるような強い恐怖体験によって、その後の日常生活に支障をきたしてしまう精神疾患です。


















