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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

かまいたち濱家が東京の怖さを知って磨いた“映える負け顔”

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「カッコいい顔なんか、いらんのよ、東京では。必要な顔は負け顔と泣き顔やから」(濱家隆一「アメトーーク!」9月17日放送)

 10月からはテレビ朝日で冠番組「かまいガチ」が始まるなど快進撃を続けている「かまいたち」。2年前に東京進出を果たし「ここ最近見ないぐらい順調じゃないでしょうか」とボケ役の山内健司は自画自賛して笑わせた。だが、昨年4月には「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)で、同時期に上京したダイアン津田とともにツッコミ役の濱家隆一(36)が、東京になじめない「何か違う2人」として特集されていた。

 山内は「そこから濱家がすごい伸びて津田さんとだいぶ差がつきました」と津田をイジりながら分析する。そんな濱家が東京での振る舞い方を語った言葉を今週は取り上げたい。

 かまいたちは「キングオブコント」(TBS)優勝、「M―1グランプリ」(テレビ朝日)準優勝など輝かしい賞レースの実績だけでなく、ロケなどでも確かな実力を発揮。大阪では確固たる地位を築いていた。特に濱家は「超万能」な先輩として後輩からとにかく慕われていたという。

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