著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

立川談志への弟子入り願う俺を凍らせた高信太郎さんの一言

公開日: 更新日:

 1982年9月13日、その夜、池袋演芸場の高座で立川談志がイの一番に発した10代目金原亭馬生の訃報は満員の客席をざわめき立たせた……。談志の毒舌ぶりはお客さんの誰もが知っていたが、その口調、語りぶりからそれが真実であることを疑う者はひとりとしていなかっただろう。

 談志は高座の頭で馬生師匠の訃報を告げた後、いくつかの2人のエピソードを語っていたとおぼろげには覚えているものの……その時の俺の頭の中は真っ暗闇の底なしの井戸に落下していくかのようだったのだ。

 実はその日、俺が演芸場に足を運んだ理由は「立川談志に弟子入りする」だった。それがいきなりの馬生師匠の訃報って……、「あー! もうダメだ! 絶対に弟子になんかしてくれるはずがない!!! だって……ホラ、そーそー芸人は縁起をかついだりするだろうから……えっ弟子入り? バカ野郎、馬生が死んだ縁起でもない日に弟子なんかとれるかー!! さあとっとと帰った! 帰った!! オウ、誰か塩まいとけー!! ウワ~ッ、どーしてよりによって馬生師匠も今日逝っちゃうのさ~、せめてあと数日踏ん張れなかったかなあ~……まあ、噺家は座布団の上で座ってばかりで下半身鍛えてなさそうだからなあ……」と亡くなられたばかりの馬生師匠にまで八つ当たりする始末……バチ当たりでホント申し訳ありませんでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る