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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

もう一人の未来のためにまい進 天海祐希が到達した境地

公開日: 更新日:

「今は、もうホントに選ばなくていいことは、もう手放してあるので、ものすごく楽です」(天海祐希フジテレビ「まつもtoなかい~マッチングな夜~」11月21日放送)

 天海祐希(53)は50歳を越えた現在、「年々楽しくなっていく」と言う。若い頃は自分が「手にできる可能性があるもの」がたくさんありすぎる。それらを全て手に入れようとして、頑張りすぎてしまうこともある。

 けれど、それが30代、40代、50代と年を重ねるうちに選択肢が狭まってくる。その結果、生じた境地を語ったのが今週の言葉だ。選べる道に迷わず、邁進できるというのだ。

 天海といえば、言わずと知れた宝塚歌劇団月組の元トップスターだ。1987年、73期として入団すると93年に男役トップの座についた。

■ひとりってこんなに楽だったんだ

 95年末に退団。冒頭の番組では「夢の延長線だったので、まずお金のためっていうのがない」と語った。そして「自分ひとりの健康、自分のことだけを考えればいい」状態となり、「あ、ひとりってこんなに楽だったんだ」と思ったという。以降、強くカッコよく、それでいて、ちょっとおちゃめな女性を多く演じてきた。

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