著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

立川志の輔は最初から師匠に可愛がられた 俺とは大違い

公開日: 更新日:

 学生時代は、五街道雲助師匠、三宅裕司さん、立川談之助師匠、立川談幸師匠、コント赤信号の渡辺正行さんや小宮孝泰さんらお笑いのプロを送り出した明治大学の落語研究会で活躍していたらしいのだが、その後、芝居をかじったか何かしてのサラリーマン人生……しかし「このまま人生を終わったら悔いが残る」ということで一念発起!! 「明日をもわからぬ芸人ごときにだけはならないでおくれ~」と泣きすがる女房を足蹴にし、談志に入門してきたのだから(女房のくだりは100%俺の創作なので他言しないように!!)「どーもー! 名前の通りピッカピッカの照雄ちゃんどぇ~す!!」というわけにはいかなかったのだろうけどさ……。

 何をどーしてどーなったのかは立川一門の底辺の俺ごときが知るはずもなかったのだけど、師匠はあっさりと入門を許すどころか早々と「こいつは特別に俺が育てるから!」と俺たち弟子の前で宣言する事態に。ことは急激に進んでいくのであった。

 今思うとあれって、えこひいきだったのだろうか? 何かというと、師匠は「やれ志の輔」「ほれ志の輔」となっていたような記憶もあるし……てか、なぜか神経質そうなミスター・ノイローゼ談洲兄さんの姿を目にしなくなったのもその時期あたりだったような? それってある意味、繊細な談洲兄さんが自分の存在感を消失してしまい、身を引いたのだろうか……ウ~ン、あまりにも長い時間が経ってしまい、その辺の記憶がまったく定かではないのが残念でならない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず