三遊亭鬼丸
著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

桂宮治は芸も人間性も完璧!私なら天狗も天狗の大天狗に…

公開日: 更新日:

 今回は桂宮治さんについて書きましょう。山田邦子さんも吉川潮先生も取り上げてるのに同業者の私が触れないわけにはいきませんからね。

 ただ問題なのが私は宮治(ここからは後輩なので呼び捨て)に会ったことがありません。というのが私が所属してるのは落語協会で宮治が所属してるのは落語芸術協会なので寄席で顔を合わせることがないんです。それでも地方の仕事やホール落語で一緒になっててもおかしくないのに会ったことがありません。これはきっと私の仕事量の方に問題があって宮治のせいではありません。さらに落語を見たこともありません。でもきっと面白いというのは想像がつきます。何しろ二つ目になって早々にありとあらゆる賞レースで優勝しててその名前はあっという間に業界内にとどろいてましたから。

 もし私だったらこれほどの実績があったら天狗も天狗の大天狗になってることでしょう。でも彼からはそんな噂も聞きません。そして写真で顔を見ると芸人らしい顔をしてますね。華があって明るくて楽しくてお客さんを掴むのもうまいんでしょう。あと「成金」というユニットを作って芸歴の近い仲間と活動を始めたときには「一人で売れちゃえばいいのに」とゲスな私は思いましたが、そこから神田伯山や柳亭小痴楽もブレークしてますから己だけでなく芸術協会ひいては落語界全体の活性化をも考える高い志の持ち主なんでしょう。その上家族思いだそうです。入門前から結婚した奥さんと3人の子供をこよなく愛してるそうです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  3. 3
    試合ガタ減り、選手クーデター未遂…“不毛の8年”で晩節汚した青木功JGTO会長ついに退任

    試合ガタ減り、選手クーデター未遂…“不毛の8年”で晩節汚した青木功JGTO会長ついに退任

  4. 4
    岸田自民は補選「全敗」確定情報…島根1区も水面下で“白旗”揚げちゃった? 党幹部すら諦めモードの末期状態

    岸田自民は補選「全敗」確定情報…島根1区も水面下で“白旗”揚げちゃった? 党幹部すら諦めモードの末期状態

  5. 5
    ソフトB山川穂高を直撃「古巣への不義理、SBファンの拒否反応をどう思っていますか?」

    ソフトB山川穂高を直撃「古巣への不義理、SBファンの拒否反応をどう思っていますか?」

  1. 6
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  2. 7
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  3. 8
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  4. 9
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  5. 10
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ