著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

談志師匠から今度は「上納金」60万円催促の電話がかかり…

公開日: 更新日:

 いつも師匠談志の連絡は突然である。しかも、高座に上がればまず最初に客席に対し、頭を下げる挨拶を何十年も積み重ねているはずなのに、挨拶の「あ」の声も耳にした記憶がない……。

 たけし軍団の一員として活動して数年が過ぎたその日も挨拶のない連絡が携帯電話に入ったのだった。

「オウ、ダンカンか……」「あ、師匠、おはようございます!!」「う~、あ~おまえね、60万円だな……」「は? 60万て?」「上納金いろいろ調べたらよ……未払い分60万円な!」「あ、は、はい……でも一度はその……」「事務所の経理に言ってローンでいいよ! じゃ、うまくやってくれ」。プツン!! と電話はその短い会話だけで切れたのだった……。

 いきなり電話してくるなり60万円請求して、一方的に電話を切るなんて……昨今なら反社会的勢力の借金取りだってもう少し物腰柔らかなのではないだろうか……。

 いや、確かに「上納金」「未払い」というワードには思い当たるフシはあったのだけど……てか、その制度というのが江戸時代の年貢みたいな? 暴〇団のみかじめ料みたいな? 現代のいや、あの時代でも「え~っ! 何それ~!!」と一般のほとんどの人が仰天の絶叫を上げるものだった……と思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  2. 2

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪

  1. 6

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  2. 7

    悠仁さま「9.6成年式」…第1子出産の眞子さん、小室圭さんの里帰りだけでない“秋篠宮家の憂鬱”

  3. 8

    参政党議員「初登院」に漂った異様な雰囲気…さや氏「核武装」に対しゼロ回答で現場は大混乱

  4. 9

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 10

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー