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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

憧れの存在を優しく救い肥え太る 今田耕司という”妖怪”

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 新喜劇での経験は「むちゃくちゃ大きい」(とうこう・あい「QJWeb」21年4月10日)と今田は言う。「あそこで『芸人さん』っていうものに直に触れた感じ」だと。「寄席の『出番』で芸人さんをずっと見てきたんで、普遍的な憧れがあるのかもしれない」という彼だから、どんな時でも芸人を救っていく。

 冒頭の番組で鶴瓶は今田を「妖怪」と評した。「人がスベったことをうまいことフォローして、自分で食うて、それが肥やしで太っていく妖怪」なのだと。

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