著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

渡り合える「強さ」で拭い去った夏目三久の「有吉の壁」

公開日: 更新日:

「私も仕事で出会いましたので、誠実に仕事に向き合ったり、仲間を大事にする、そんなところに引かれたのかなと思います」(夏目三久日本テレビ「真相報道 バンキシャ!」4月4日放送)

 4月1日に有吉弘行と結婚したことを翌日電撃的に発表した夏目三久(36)。発表後、初めて生番組に出演した彼女が結婚を報告した際、有吉について語った一言が今週の言葉だ。照れくさそうにほほ笑んで、すぐに「ちょっと仕事に戻ります」と天気予報に移ったのが夏目らしい。

 2人が出会ったのは言うまでもなく、2011年から始まった「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)での共演だ。

 当時はまだ有吉もマツコも「毒舌」を武器にブレークの真っさなかだった時期。注目の2人を安易に組み合わせた企画とも言えたが、2人は本来、いわゆる「毒舌」とは違うキャラだ。センセーショナルさとは真逆の彼らの地に足のついた“まっとうさ”が受け、番組はすぐに23時台に昇格した。番組の人気とともに2人のMCとしての格も、どんどん上昇していった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較