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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

オードリー春日の奇人っぷりを知らしめたピンク衣装の伝統

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「『(ピンク)着させてもらってます』って言ったら、ペーさんが『何言ってんだよ。君のはピンクじゃなくて白だよ』って」(春日俊彰テレビ東京「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」4月14日放送)

「ピンク」がトレードマークの芸能人といえば、代表格は林家ペー・パー夫妻、そしてオードリーの春日俊彰(42)だろう。その春日はブレークしてしばらく経った頃、「ピンクの先輩」である林家ペーの元に挨拶に言ったという。その際の模様を回想して語った言葉を今週は取り上げたい。

 林家ペーにとって、春日が着るやや薄めのピンクベストは「白」のようなものなのだ。最近、登場してきた「ピンクの後輩」といえば、ピンクのカーディガンを衣装に使うマヂカルラブリーの村上もそうだ。オードリーとマヂカルラブリーには縁がある。

 どちらも、まだブレーク前の2008年、共に「M-1グランプリ」(テレビ朝日)の準決勝に進出するも敗退。敗者復活戦に出場した際に顔を合わせた。その後、「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ)の楽屋で、村上から春日に「ピンク着させてもらってます」と挨拶があったという(テレビ朝日「しくじり先生」21年3月8日)。妙に律義な「ピンク界」の“風習”がちょっと、おかしい。

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