お酒は飲めない代わりに息をのんで相撲に集中すると…

公開日: 更新日:

 かろうじて名物の焼き鳥セットはお土産でもらったがお茶屋さんも閉め、いつもごった返して歩くのも大変な通路は誰もいない。売店は小さなグッズ販売店が1軒だけ。マス席にはテープが貼られ互い違いに2人ずつ。砂かぶり席は3列目以降からで、ざっと見渡しても客席はパラパラで全体の10分の1程度の入り。寂しい。盛り上がりに欠けるけれど、こういう時こそ本気で見たくて来てる人だらけなんだから張り切って欲しい。飲食も禁止でもらった焼き鳥も決して開けてはならぬ。時々マスクをずらして水をさっと飲んだらまたマスク。忘れてずらしたままだと、すぐ係員が飛んできて注意される。掛け声はもちろん、おしゃべりも禁止。力士たちが支度部屋から歩いてくる足音まで聞こえた。花道に向かう通路側の席だったので、体を叩いたりすり足をしたりおのおのが集中する音がリアルだった。

 今回お酒は飲めないが、代わりに息をのんで集中。力士のぶつかり合う音や息づかいまでこんなにはっきり聞こえるなんて。今まで何度も観戦してもこんなのは初体験で迫力満点だったが、やっぱり無理せずビールを飲みながら自宅でテレビ観戦がいいですね。今日もそうします。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い