新垣結衣&星野源「逃げ恥婚」発表 “神タイミング”の舞台裏

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2人の“生の声”を取る機会なし

 その一方、芸能マスコミにとっては歯がゆさもあるという。

「『結婚会見』をしないことが普通になってしまったので、事務所やブログで発表された“大本営発表”以外は、本人の肉声を掴めない。関係者の祝福コメントや過去のインタビューから結婚観を入れるのが精いっぱいです」(スポーツ紙記者)

 かつて結婚会見といえば「プロポーズの言葉は?」「お互いにどう呼んでいる?」「事務所にはなんと報告した?」など、記者や芸能リポーターから矢継ぎ早に質問が飛んだものだが、最近は、会見が開かれることはまれ。2019年6月に南海キャンディーズ山里亮太(44)と蒼井優(35)の結婚会見が開かれたのは、むしろレアケースだ。

「さらに新垣の直近の仕事は、来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』しか発表されておらず、公の場に出てくることは当面ないので“生の声”を取る機会がない。星野も同じです」(前出のスポーツ紙記者)

 有吉弘行(46)が夏目三久(36)との結婚を4月2日に明らかにした際には、その2日後の4日夜に有吉が都内のラジオ局に仕事で訪れたところ、局の入り口に報道陣が殺到した。

「星野も火曜深夜の『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に生出演しているので、コメントを取ろうと報道陣がラジオ局に押しかける可能性がある。しかし、それも発表から1週間後となってしまい、今週末のワイドショーには間に合わず、微妙に“鮮度”は落ちる。完全に主導権を握られているんです。交際に関する詳細や事務所との契約解除などに関して、一切、余計な詮索はさせまいとする絶妙なタイミングです」(前出のスポーツ紙記者)

 そもそも芸能人御用達の同じマンションに住む“ご近所さん”でありながら、芸能マスコミに一切尻尾を掴ませなかった2人。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「かつて結婚会見は、芸能人にとって“見せ場”だったのですが、今どきは結婚に関しては、ホームページやSNSでの報告がほとんどです。見る方もネットニュースを読んで満足してしまう。会見の内容にもよりますが、会見を上手にできる芸能人も減ってきた印象ですね。何を聞かれても自然体で当意即妙に答え、好感度を維持したり、上げたりすることは意外と難しい。結婚会見でいえば、山里さんのように、フリートークの腕に自信がある人しかしなくなっているようです」

 それも時代の流れだろうが、少しくらい幸せのお裾分けをして欲しいものだ。

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