眞子さまはなぜICUを選ばれたのか 宮内庁の後悔先に立たず

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 大正15年の皇族就学令によって皇族も学習院で学ぶことが義務となり、昭和天皇も学習院初等科に入った。ただ卒業前に明治天皇が崩御され皇太子になられたから、中等科には進まず東宮御学問所で学ばれている。帝王教育を受けられるためだ。

■急きょつくられた学習院幼稚園

 学習院と皇室の関係が深くなったのは、むしろ戦後で、皇族の教育に熱心だった安倍能成院長以降だといわれる。明仁皇太子(現在の上皇陛下)をはじめ、皇族の多くは学習院に入った。現天皇の浩宮さまも幼稚園に入る年齢になると、それまでなかった学習院幼稚園が急きょつくられて入園されている。こうして学習院は皇族のための学校になっていくのだが、かつて学習院で働いた人物はこんなことを言った。

「皇族の方とお話をするにも、いざその方が目の前に立たれると、緊張して言葉が出てこないものです。ところが学習院はそういうことに慣れている先生方が多い。それに職員も警備には手慣れています。一昨年、秋篠宮家の長男・悠仁さまが通われていた中学校で、机の上に刃物が置かれた事件がありましたが、学習院だったらまずそういうことは起こらなかったでしょう」

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