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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

“ピス健”が現れると道がサッと開く「一緒にいる俺までが偉くなったみたいで…」

公開日: 更新日:

「ピス健が現れると、行く先々で『ハハーッ』ってみんなが平伏する。歩いていると道がサッと開く。劇画みたいな光景。いやいや本当なんだ。これは凄い大物だなあって。一緒にいる俺までが偉くなったみたいで感心したもんだよ」

 傍で見ていた12歳にどういった感情が芽生えたか……知らず知らずのうちに、野口修の血となり肉となったはずだ。

 山口洋子が引かれたとされる野口修の権力者の振る舞いには、多感な少年時代の原体験が影響していた、そう解釈するのは、遠からず外れていないのではないか。 =つづく

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