桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

比嘉愛未はドラマ掛け持ちのハードな日々 代役は吉と出るか凶と出るか

公開日: 更新日:

 15日にスタートした比嘉愛未主演「推しの王子様」(フジテレビ系)を見た。深田恭子が主演するはずだったが、適応障害の療養のために降板、そのピンチを救ったのが比嘉だ。

 現在、比嘉は「にぶんのいち夫婦」(テレビ東京系)にも主演しており、今クールは2作品に主演と大忙し。あちらは夫に不倫される妻で、こちらはゲーム制作のベンチャー企業社長のラブコメ。色合いの異なる作品を演じ分けるのはさぞや大変ではと察する。

「推しの王子様」は主人公の日高泉美が自分の理想通りに作り上げたゲームキャラクターにそっくりだが、無作法で無教養と中身は残念な航(渡辺圭祐)と出会って、彼を理想の男性に育てる、早い話が「マイ・フェア・レディ」の逆パターン。「源氏物語」の時代から男が女性を自分の理想の形に育てる物語はあまた作られてきたが、その逆というのがミソ。

 共演者にはディーン・フジオカもいるが、サブキャラっぽくておかしいなあと思ったら、挿入歌を担当していた。

 どうやらこっちが本命で、ドラマ出演はおまけかもしれない。どうせなら比嘉とディーンさまのオトナの恋愛ドラマを見たかった気もするが。

 比嘉はデビュー作の朝ドラ「どんど晴れ」(NHK)をはじめ「コード・ブルー」「マルモのおきて」(ともにフジ系)など、これまでに演じてきた役柄が真面目でしっかり者という設定が多く、女社長役も似合っている。

 それゆえ酔っぱらって朝起きたら隣に見知らぬ男が寝ているというシーンには若干の違和感があった。深キョンならそういうこともあるだろうなと思えるのだが……。

南野陽子と川口春奈は「次に」つながった

 ところで、代役といえば記憶に新しいのは昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」で、麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカに代わり、帰蝶役を演じた川口春奈だ。初めての大河出演に初挑戦の時代劇で「大丈夫か」と不安視する声もあったが、蓋をあけてみたら見事に帰蝶を演じ、称賛された。

 その後、「着飾る恋には理由があって」に主演し、来年前期の朝ドラ「ちむどんどん」の出演も決まり、上り調子だ。

 大河ドラマでは「西郷どん」で不倫騒動の斉藤由貴に代わって幾島役を演じた南野陽子もその後、「半沢直樹」にも起用され、引っ張りだこ。

 前クール「リコカツ」でも腎臓機能障害のため入院した佐野史郎に代わり、第4話から平田満が出演したが、さすがに途中降板で違和感は否めなかったが……。

 朝ドラのヒロイン出身ながらなんとなく地味なイメージだった比嘉。今回の代役を機に、大きく飛躍するかも、と注目している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    比嘉愛未「推しの王子様」視聴率4%台でも“沈没”しないジンクス

    比嘉愛未「推しの王子様」視聴率4%台でも“沈没”しないジンクス

  2. 2
    菜々緒は「TOKYO MER」が大きな転機に…“普通っぽさ”が演じられる強み

    菜々緒は「TOKYO MER」が大きな転機に…“普通っぽさ”が演じられる強み

  3. 3
    論文指導をラブホで…美術評論界トップの上智大教授が肉体関係をもった教え子から訴えられていた

    論文指導をラブホで…美術評論界トップの上智大教授が肉体関係をもった教え子から訴えられていた

  4. 4
    鈴木杏樹「4000円ラブホ不倫」から1年半… 五十路のセクシー路線で本格再始動

    鈴木杏樹「4000円ラブホ不倫」から1年半… 五十路のセクシー路線で本格再始動

  5. 5
    眞子さまは一時金1億4000万円をもらうべき 小室圭さんの稼ぎと貯金だけではNY生活は続かない

    眞子さまは一時金1億4000万円をもらうべき 小室圭さんの稼ぎと貯金だけではNY生活は続かない

もっと見る

  1. 6
    再始動の槙原敬之は2度目逮捕時の“激太り&無精ひげ”からサッパリ 「クスリ断ち回復の証し」と元マトリ

    再始動の槙原敬之は2度目逮捕時の“激太り&無精ひげ”からサッパリ 「クスリ断ち回復の証し」と元マトリ

  2. 7
    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

  3. 8
    ハリウッドはアフガニスタンをどう描いてきたか?「ランボー3」でタリバンは味方だった

    ハリウッドはアフガニスタンをどう描いてきたか?「ランボー3」でタリバンは味方だった

  4. 9
    教員同士が男子生徒の裸動画を交換…自宅から児童ポルノ1万8000点発見の“世も末”

    教員同士が男子生徒の裸動画を交換…自宅から児童ポルノ1万8000点発見の“世も末”

  5. 10
    前田敦子の泥酔騒動…話題の“個室合コン現場”は凄かった

    前田敦子の泥酔騒動…話題の“個室合コン現場”は凄かった