城下尊之
著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

深田恭子、熊田曜子…円満復帰は事務所の腕の見せどころ

公開日: 更新日:

 このところ、心配というか気になる女優サンの動きが続いた。

 深キョンこと深田恭子(38)と熊田曜子(39)の同学年の2人だ。内容についてはまったく違うが、今後がどうなっていくのか、方向性や結論にしばらく時間がかかると思われる。こんなときこそ、所属しているプロダクションの真価が問われると思うのだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(14枚)

 深田が所属しているのは、言わずと知れた大手中の大手、ホリプロだ。僕の中でもホリプロのイメージは一流企業で、多くの関連会社を持つ一大グループという印象が強い。タレントのマネジメントはもちろんだが、映画、舞台、音楽、テレビ番組の企画・制作をする、それぞれの会社がある。そしてキチンとした広報の担当者がいて、僕らはこの担当と接することが多いのだが、できるだけ丁寧に事実関係を伝えようとしてくれる。

 だからこそ、深田の現在の状況について、「適応障害で7月期のドラマを降板、療養に入って期間はわからない」と正直なところを発表したのだろう。深田恭子はビッグネームであり、連続ドラマに出演すれば必ず視聴率を稼ぐ女優であり、ホリプロにとっても大きな功労者である。昨年の春から体調を崩しがちだったところを、様子を見ながら今回の決定をしたということだろう。長く仕事を続けていく間には、当然のことながら体調を悪くしたり、メンタル面も含めてやる気を失うことがあって当然。ホリプロは会社としての余裕もあるので休養を受け入れられる。ファンはゆっくり待てば大丈夫と言っていいだろう。

暴露合戦は2人のためにも、お子さんのためにもならない

 一方、熊田の方は離婚問題だ。夫が熊田に対する暴力行為で逮捕され、先月20日に釈放された。熊田は被害届を取り下げていないのが現状で、それだけでも離婚の方向で動いていることがわかる。その後、夫の反論や言い分が週刊誌に出たり、熊田側の再反論も取り上げられたりもしたが、そもそも離婚は双方に言い分があるのだから、どこまで本当なのか、どちらも自分に甘く相手に厳しい物言いになる。罵り合い、暴露合戦はどちらのためにも、またお子さんのためにもならない。

 熊田の事務所もその昔いろいろ連絡を取ったこともあって、キチンと対応してくれる事務所だ。今後は弁護士同士の話し合いになり、事務所がイメージを壊し合うことを避けさせるだろう。

 火の粉は出ても、山火事の延焼は抑える。2人の女性をどういう形で円満復帰させるのか、プロダクションの腕の見せどころということだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗