演歌界の“マツジュン”松山順の数奇な歌人生 静かなブーム到来のナゼ

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「8年前の曲なのですが、ここ半年の間で1万枚を超える売り上げになっている。いやビックリです」(所属レコード会社担当者)

 演歌界の“マツジュン”こと、歌手の松山順(年齢非公表)が歌う「球磨の女」(2013年9月リリース)が、ここにきて話題になっている。

 熊本県球磨郡出身の松山が歌う同曲は、熊本の自然を駆け巡るくまモンをイメージし、松山が作詞・作曲。

 CDが人気となったきっかけは、昨年7月の熊本豪雨でジャケットに映る肥薩線の第二球磨川橋梁が豪雨で川が氾濫し、橋桁ごと流されたこと。もともと鉄道ファンが撮影する名所だったことでジャケットが口コミで広がった。レコード会社には“鉄オタ”から1000件以上の問い合わせがあったという。

 さらに同曲はコロナ禍前に熊本の昼カラで火がつき、ユーチューブでも15万回以上再生。松山自身は「小学校時代から見ていた橋でしたので思い出があり、ジャケット写真にしましたので悲しい気持ちと救われた気持ちでとても複雑です」と言うが、楽曲が郷里の復興に一役買っているのは確かだろう。

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