著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

鷲見玲奈の写真集を総括! 長澤まさみに辛勝でも立ちはだかる田中みな実の存在

公開日: 更新日:

 今月4日、ファースト写真集「すみにおけない」(集英社)を発売した鷲見玲奈(31)の評価が分かれている。8月16日付「オリコン週間BOOKランキング」写真集部門で推定売り上げ部数が1万2477部と発表され、前評判通り堂々の1位を獲得した。

 鷲見の写真集の発売翌日には、長澤まさみ(34)がデビュー20周年記念の区切りとなる10作目の写真集「ビューティフルマインド」(宝島社)を発売。こちらは5000部超のセールスで同ランキングで3位となった。

 写真集は1万部売れたら御の字といわれている時代だ。初週でそれをクリアし、長澤の写真集を売り上げ面では上回った鷲見の、タレントとしての底力を見逃すことはできない。もっとも、これをもって“大成功”と持ち上げるわけにはいかない。

“ポスト田中みな実”と目されていた鷲見にとって、田中との比較で言えば、今回の写真集の売り上げの部数は惨敗同然だからだ。

 田中は2019年12月、初写真集「Sincerely yours…」(宝島社)を発表。発売3日目に22万部を売り上げ、その1カ月半後、奇跡ともいわれる60万部に達した。

 もちろん、「田中の写真集の値段が200円安い」とか「逼迫したコロナ禍に販売した鷲見の方が不利」といった鷲見の敗北を擁護する余地はいくつかある。ただ、ここまで大差をつけられるとは鷲見も思わなかっただろう。

「2つの写真集の販売部数の差は、女性ファンの心をつかんだ田中さん、女性にあまり注目されなかった鷲見さんの違いでしょう。田中さんはセクシーな露出だけでなく丁寧なメークや基礎美容、体や肌の手入れで女性たちの共感を得ました。一方の鷲見さんの写真集は男性読者を強く意識した作りとなっています。購買層のパイの大きさが異なったということです」(女性誌デスク)

「騙された」「出し惜しみしてる」といった落胆の声

 もうひとつ注目したいのは、「アマゾン・ブック・レビュー」やSNSに集まった声だ。

 今回の鷲見の写真集について、〈騙された〉〈出し惜しみしてる〉〈ガッカリした〉といった露出の少なさに対する指摘や、中には〈パイロットの彼氏の顔色をうかがって露出をセーブしたのでは〉というレビューもあった。

 鷲見はバラエティー番組「超S級エンタメ情報 マシマシTV」(日本テレビ系)の中で、「両親が結構厳しくて、水着は絶対に着ないでって言われていたんです」と弁明。田中の写真集と売り上げで大差をつけられたことについて「あれに勝つとしたらバストトップを出すしかない!」と開き直りともとれる発言をした。

 しかし、露出を控えた理由が「両親の意見をくんだ」というのは幼稚な言い訳にしか聞こえないし、田中に勝つには“脱ぐしかない”というのは業界の先輩である田中に対して失礼だろう。

 鷲見は“NGなし”を豪語していたが、NGがあることが露見した。タレントとして大きな岐路に立たされたと断言してもいい。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々