著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

無為無策の夏フェス主催者はジャニーズ事務所を見習うべき

公開日: 更新日:

 8月末に愛知・常滑市で開催された野外音楽フェスティバル。開演と同時に、その会場でステージ近くに人々が密集し、マスクもせずに大声を上げて騒いでいる様子が報道されると、「いかがなものか」と批判の声が大きくなり、案の定、クラスターが発生して大問題になった。

 そもそも、酒を提供した上に、観客の位置を制限することなく、ただ「マスク着用と距離を取るよう」お願いしただけでは、騒ぎたくて会場に行った若者に効果があるとは思えない。

 このため、この時季に開催されるサマーフェスや、今後のライブなどにも大きな影響を与えている。この週末、千葉市で行われる「スーパーソニック」という音楽フェスは、千葉市から中止か延期、または入場制限を申し入れられたものの、主催者側はこの段階で日程は動かし難く、予定通りに開催することにした。一応、入場者の判断で払い戻しに応じる形を取っている。

 一方、西川貴教が2009年から滋賀県の琵琶湖畔で催している「イナズマロックフェス」は、昨年に続いて早々に中止を決めた。これらイベントで収入を得ている関係業者にも、大変な収入減となるわけで、中止しても強行しても大きな問題が残ることになる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾