著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

矢作穂香は「意外性の女優」個性的な役を的確に演じることができる

公開日: 更新日:

 矢作穂香がまだ10代だった頃から何度かインタビュー取材したことがあるが、普段の彼女は明るくてマイペースな女性で、毒舌を吐いたり、ほかの人にツッコミを入れるようなタイプではない。

 2年前にタレントパワーランキングのウェブサイトで取材したときに「先を見据えて考えていくことも大事だと思いますが、まずは今を楽しく過ごして、幸せな将来になればいいなと思っています。私だけじゃなくて、全世界の人が幸せになったらいいなって」(ウェブ「タレントパワーランキング」アーキテクト・2018年10月配信)と語ったのが印象的だった。心やさしい人柄がよく出ている。

 SNS時代の今、たとえそれが演技であっても、一つ間違えるといろいろ言われてしまって炎上しかねないので、女優にとって毒づく人物を演じるのは勇気がいることだと思う。そこに切り込んでいって、嫌みがなくて爽やかな主人公をつくり上げているところに、演技力の高さを感じる。

 自由奔放な役、やんちゃな人、「監察医 朝顔」(フジテレビ系)第2シリーズのゲストで演じた移動パン店の店員役のような笑顔の裏に秘密の顔を持つ女性など、同世代のほかの女優があまりやらない個性的な役を的確に演じる力を持っていて、かつ主演ができるという点が矢作穂香の強みだ。

 彼女は「意外性の女優」だ。演じる役と素顔のギャップと、ドンデン返しのある役柄のうまさが魅力的で、彼女の演技には、街角の路地を曲がると見たこともない絶景が待っているかのような、ワクワクとドキドキが秘められている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    新木優子と結婚した中島裕翔は大正解! 吉田羊との“合鍵愛”報道から10年目…

  3. 3

    二軍で塩漬け、移籍も厳しい…阪神・梅野隆太郎に残された“代打の神様”への道

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  5. 5

    連続出塁記録に黄信号…ドジャース大谷翔平の本拠地6連戦が“鬼門”になるワケ

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    中島裕翔に新木優子と熱愛報道 ファンから囁かれるHey! Say! JUMP脱退の背景と“問題児”の過去

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    完全復活を遂げた吉田羊と"7連泊愛"中島裕翔の明暗…恋路を阻んだ"大物"による8年前の追放劇

  5. 10

    トランプ大統領に「認知能力低下」説が急浮上 タガが外れた暴言連発で“身内”MAGA派からも正気を疑う声