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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<106>早貴被告が代理人を依頼したのはワイドショーでよく知られた弁護士

公開日: 更新日:

 早貴被告が依頼したのはテレビのワイドショーによく出演していた弁護士で、その事務所の女性弁護士と、彼女と司法修習生時代に同期だったという大阪の男性弁護士、計2人が田辺市の野崎幸助さんの自宅までやってきた。

■モザイクなしの実名報道

 早貴被告が弁護士と最初の契約を結んだのは、野崎さんが殺害された翌月、2018年の6月中旬のことだ。きっかけは週刊文春と週刊新潮に対する名誉毀損で、特に週刊新潮は彼女の写真をモザイクなしで掲載し実名報道をしたので、訴えることにしたのだ。

 この時に掲載されたのは、六本木のホテルのラウンジでドン・ファンと彼女が一緒にいる時のもので、撮ったのは私だが、週刊新潮に提供したり掲載の許可を出したりしていない写真だったので、私自身も驚いた。

 それは週刊新潮とは違う某週刊誌の編集者に別件で預けていた写真だった。私は新潮社に知り合いは何人かいるが、その一枚は誰にも渡していない。それが週刊新潮に流れたのだと私は確信しているが、この某週刊誌の編集者には文句を言っていない。発売されてしまった後で何を言ってもしょうがなく、コイツとはもう付き合うことはないだろうと連絡を絶っただけだ。むろん今に至るまで、この編集者からは詫びの連絡すらない。

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