著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<105>事件について話し合っていると弁護士が突然、「アプリコ閉鎖」を従業員に告げた

公開日: 更新日:

 早貴被告、家政婦の大下さん、番頭格のマコやんと私の4人は、何度か事件について話し合った。

「2人が疑われるのは間違いないから、やったらやったで自首すればいいじゃん」

 軽い感じで私が笑った。

「私、やっていないから自首と言われてもねえ」

「私も」

 大下さんに続いて早貴被告が言う。

「大下さんも早貴ちゃんも“お務め”に行ってきなよ。差し入れは何がいい?」

「ワシも差し入れてやるで~」

 マコやんの乗りもいい。

「ヨッシー、もし殺したら、どれぐらいの罪になるのかしら」

 大下さんが聞いた。

「もし中身を知らないでクスリを渡したとしたら、罪も軽くなるだろうから、殺人でも10~15年ぐらいで収まるんじゃないかな」

 これはウソであるが、2人が法律に詳しくないから適当にエサをまいた。

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