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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

五木ひろしの光と影<22>野口修は「今年はボクシング、キック、芸能のタイトルを絶対取る」

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 五木ひろしにとって1973年は浅草国際劇場の新春公演から始まった。1月8日の初日から14日まで連日満員の観客が詰めかけた。幸先のいいスタートである。3月25日には第1弾シングル「霧の出船」をリリース。野口プロも徳間音工も多額の資金を投じてキャンペーンを展開したが、思いのほかセールスは伸びなかった。これ以上伸びないと見ると、野口修はすぐ新曲を提案した。

 一方、ライバルであるナベプロが動き出したのはこの直後である。4月21日、大本命とみられた沢田研二がソロ6枚目のシングルをリリースする。ソロ最大のヒット曲となる「危険なふたり」(作詞・安井かずみ/作曲・加瀬邦彦)である。

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