著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

クラブ「姫」は安藤昇の愛人だった時の愛称から名付けた

公開日: 更新日:

 山口洋子が安藤組組長の安藤昇と出会ったのは、彼女が東映の女優だった20歳のときである。安藤が実業家の横井英樹襲撃事件に関与した容疑で警察に追われると、洋子は当時住んでいた代々木のアパートに安藤をかくまった。また、映画の衣装や小道具を使い安藤に変装させることもあったという。

「女っていうより安藤組の組員の末席をけがしているというつもりでいましたから」(「週刊大衆」1993年8月23日・30日合併特大号)というコメントからもわかるように、代々木のアパートは頻繁に安藤組の組員が出入りしていた。なお、このときの顛末は、のちに俳優に転じた安藤昇本人主演の「実録安藤組 襲撃篇」(監督・佐藤純彌)と「安藤昇のわが逃亡とSEXの記録」(監督・田中登)という2つの作品で映画化している。

 刑事対策として安藤以下、組員の名前はすべて偽名で呼び合った。組長の安藤は「徳川」、組員は「松平」――安藤の愛人だった山口洋子は「姫」と呼ばれた。殿のそばにいる“姫”。以来、それが洋子の愛称となった。

「姫、ラーメン食うか」「姫、温泉にでも行くか」「姫、ハジキ撃ってみるか」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    りくりゅう電撃引退も三浦璃来だけ競技継続の「ウルトラC」…ごく身近にも“前例”あり

  2. 2

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  3. 3

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 4

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  5. 5

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  1. 6

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  2. 7

    1ドル=160円にらむ円安進行に後手後手…日銀「4月利上げ後退」で庶民生活はジリ貧の一途

  3. 8

    桑田真澄氏が《ポスト阿部に浮上》の悪い冗談…ファンの期待と球団の評価には大きな乖離

  4. 9

    足元ではコメ値下がりも新たな問題が…加工米が4万トン不足で日本酒業界もピンチ

  5. 10

    玉川徹、橋下徹、杉村太蔵、カズレーザー…いま一番視聴率が取れるコメンテーターは誰?