ベリーグッドマンMOCAが語る「昨年引退した阪神・岩田稔投手とは家族ぐるみの付き合い」

公開日: 更新日:

ベリーグッドマン(音楽ユニット)

 プロ野球選手の登場曲としてスタジアムで流れた楽曲が人気になることがあるが、数年前から注目を集めているのが3人組グループ「ベリーグッドマン」。秘蔵ショットは引退した阪神・岩田稔投手とメンバー、Rover(ロバー)との一枚! メンバーのMOCA(モカ)さんが語るには……。

■メンバーのRoverが投手の集まりに呼ばれて熱唱

 僕たちの曲はプロ野球選手に登場曲として使っていただいて、登場曲ランキングでは3年連続で3位になっています。僕ら以外みんなスーパースターですが(笑い)。(※21年の1位はONE OK ROCK、2位はAK-69)

 どのチームの選手にも使っていただいているので、特定の球団を応援することはあまりないですが、関西で活動していて一昨年は阪神甲子園球場で配信ライブもやらせてもらったので、最近は阪神タイガースに目が向いているかもしれません。昨年は新人の佐藤輝明選手の活躍をワクワクして見ていました。

 お付き合いが多いのは昨年引退した岩田稔投手です。ご飯に連れていってもらったりライブを見に来てくれたり。整骨院のトレーナーをやっているツバサ君という共通の知人の紹介です。彼が岩田選手の専属トレーナー時代にライブに誘ってくれて以来、家族ぐるみの付き合いです。岩田さんが使ってくれたのは「ベリーグッド」「Mornin'」の2曲です。

 この写真はリーダーのRover(ロバー=右)が5、6年前一緒にカラオケで歌った時のものです。僕らにとっては選手と親しくさせていただいたという貴重な一枚。岩田さんとツバサ君が大阪の焼き鳥屋で、東北楽天西武の投手と投手の会の集まりをやった時に「歌いに来てや」と誘われ出かけて行ったんです。この時は僕とHiDEX(ヒデックス)はタイミングが合わずRoverだけ参加しました。すっごい盛り上がって楽しかったって、言ってましたね。

 僕はコロナ前に岩田さんとツバサ君と3人で築地で食事をしたことがあります。カウンターのいい感じのお寿司屋さんでした。岩田さんは翌日、東京ドームで投げることになっていたので「前日は緊張しないですか」とうかがったら「いつも通り投げるだけやから」って自然体で。

 CDができた時に岩田さんにプレゼントしようと持っていった時はパジャマみたいな服を着てママチャリでやって来ました。いかつい車でバーンと来るのかなと思っていたから、その庶民的な姿が意外で親しみを感じましたね。

マエケンさんからもらった家宝のグラブ

 それから広島のマエケンさん(前田健太、現ツインズ)ですかね。使ってくれていた曲は「1988」。僕ら3人とマエケンさんは88年生まれの同い年。2枚目のアルバムを出した際に曲を聴いてブログで紹介していただいたのをきっかけにやりとりが始まり、「1988」の替え歌を送らせてもらったら、お返しに広島対阪神の始球式に呼んでくれました。その時マエケンさんからグラブをいただいて。今も実家のお好み焼き屋にサランラップをグルグル巻きにして飾っています。

「ライトスタンド」「ライオン」といった僕らの曲は高校球児もパワーソング(応援歌)と思ってくれているみたいで、それも僕らの力になっています。

 コロナ禍で甲子園が中止になった時、自分たちが何もできないことに無力さを感じました。「音楽は無力なのか」と呟いた時に名門仙台育英高校の須江(航)監督が「べリーグッドマンの音楽は無力じゃない」というメッセージをくださったことがあります。それでもっと僕らにできることがあると思って、甲子園球場での配信ライブをやらせてもらいました。3人とも野球が好きで子供時代から関わってきて甲子園に懸ける思いは強いですから。甲子園関係者に相談させてもらい「ぜひやってください」と去年の夏に無観客ライブ配信が実現しました。僕は春夏に毎年4回は高校野球を観戦します。去年はだれもいないグラウンドでライブ配信をしたけれど、球児のみんなと思い出をつくれたと思います。

 今年のプロ野球の注目は新庄監督ですよね。監督は西日本短大付属の出身なのですが、当時の監督さんが僕が野球をやっていた宮崎の延岡学園にやってきたんです。新庄監督が「ハイライト」を聴いて「メッチャいい曲だね」とインスタに上げてくれたのでDMを送らせていただいたこともあるから、縁を感じます。曲を勝手に作って送ろうかとみんなで話しています(笑い)。

▽ベリーグッドマン 2013年結成、メンバーはRover、MOCA、HiDEX。12月1日「Distance」を、1月16日最新「花束」を配信

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 7

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 8

    福山雅治の「不適切会合問題」で紅白に地殻変動が? “やらかし”がPerfume「トリor大トリ」誘発の可能性アリ

  4. 9

    Perfumeのっち、大学中退話が地上波TV解禁でファン安堵…「ネタに昇華できてうれしかった」の反応も

  5. 10

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち