アンガールズ田中卓志が一発屋で終わらなかったワケ “キモキャラ”脱却で遅咲きのMC就任

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 大学時代にサークルで知り合った相方の山根良顕(45)とコンビを結成して、デビューしたのは2002年。188センチ(田中)と180センチ(山根)という長身と長い手足を生かした“ジャンガジャンガ”の動きとともに繰り出されるショートコントで人気に。田中は、今回の抜擢に「こんな僕に大役を頂けるなんて。芸能界に入って一番うれしいと思いました」と喜びを爆発。デビュー20年でゴールデン番組で初の冠番組を手にしたことになる。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

「ガリガリのふたりは、当初“キャラ先行”で人気となりました。こういうタイプの芸人はともすると『一発屋』になりかねないのですが、やはりネタも面白くて、バラエティーで存在感を残せる実力もあったということだと思います。その後、田中のキモキャラなど、先輩芸人やスタッフ、そして視聴者にうまくイジられるポジションを獲得し、さらにひな壇で見せる的確なコメントなど、“面白くて賢い”ということに周りが気付いてきたんだと思います」

 さらに、田中にはもうひとつ強みがあるという。

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