著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

上島竜兵さんの思い出…弟弟子であり劇団の後輩 「役者」としても味のあるいい芝居をした

公開日: 更新日:

 ダチョウ倶楽部は、まだ僕たちコント赤信号が渋谷の道頓堀劇場というストリップ劇場にいた頃に結成した。

 ある日、楽屋にフラッと肥後が現れた。お笑い芸人になりたくて沖縄から出てきたという。師匠の杉兵助に許され俺たちの弟弟子になった。上島と寺門は劇団テアトル・エコーの後輩だ。お笑い志望でリーダー渡辺を頼ってやってきた。電撃ネットワークの南部虎弾はエコーで渡辺、小宮の同期だった。年齢不詳の「奇人」で、毎日のように楽屋に遊びに来ていた。

 なぜか4人は意気投合し、「キムチ倶楽部」という名前でコントをやり始めた。石井光三オフィスの稽古場でお互いにコントを作り批評し合った。「ああ、俺たちは運よくテレビに出られたが、こいつらはダメだろうなあ」と漠然と思っていた。とくに笑いのセンスがまるで違う南部がリーダーでは、後の3人は苦労した。太田プロに誘われたと相談を受け「絶対行った方がいい」と強く推した。

 名前が「ダチョウ倶楽部」に変わり、いつの間にか南部は抜け、同好の士と共に電撃ネットワークを結成し有名になった。3人になって肥後がリーダーになってからはのびのびと成長した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋