元SMAPで中居正広だけが苦戦する理由…解散から6年で露呈したリアルな“現在地”

公開日: 更新日:

 解散から、はや6年。元SMAPメンバーだった中居正広(49)、香取慎吾(45)、草彅剛(47)、稲垣吾郎(48)、木村拓哉(49)の5人の現在地に変化が出てきた。

 メンバーのなかでも解散時から現在も変わらず勝ち組の筆頭として君臨しているのは木村だろう。

「木村は好きな時にドラマやアーティスト活動をすることができる非常に恵まれた存在。SMAP解散時に最初にジャニーズ事務所残留を表明し、功労者として最優遇されることになった。将来はジャニーズの取締役が確約されている」(キー局関係者)

 木村のこの春主演ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)の視聴率について、ドラマ関係者は内実をこう話す。

「世帯視聴率が1桁に落ち込んだ週もありましたが、関係ありません。コア視聴率(13~49歳)を取っているため、テレ朝もスポンサーも大満足のようです。ドラマのオファーは途切れることなく、続きそうです」

 対してジャニーズ事務所を早々に独立し「新しい地図」を立ち上げた香取、稲垣、草彅の3人に関して「完全復活したと断言してもいい」と太鼓判を押すのは多くの民放局でヒットバラエティー番組を制作するプロデューサー。今年4月からはNHKEテレで「ワルイコあつまれ」も始まった。

「これは大きいですよ。事実、草彅はNHK大河ドラマ、香取や稲垣もドラマに出演している。民放でもテレ東や関西系の番組に露出している。今後もどんどん出演番組は増えていくでしょう」(プロデューサー)

「金スマ」に打ち切り説が浮上、高額ギャラもネックに

 そんななか、ひとり苦戦を強いられているのがリーダーだった中居。この3月には、MCを務めていた「中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん」(TBS系)が終了。現在3本あるレギュラーのうち、視聴率不振から「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(同)に打ち切り説が浮上しているのだ。

「最近、番組の視聴率がなかなか上向かない。なかでも勝負をかけてGWに放送された2時間スペシャル(5月6日OA)の平均世帯視聴率は4.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ=以下同)。裏の『沸騰ワード10』(日本テレビ系)が10.4%、『関ジャム 完全燃SHOW』(テレ朝系)が7.1%、『爆買いスター恩返し』(フジ系)が7.1%、『嫌われ監察官 音無一六』(テレビ東京系)が7.8%。要は『金スマ』が最下位だったわけです。TBS内でも問題になっていたようです」(キー局関係者)

 残りの2本、「ザ!世界仰天ニュース」(日テレ系)、「中居正広のキャスターな会」(テレ朝系)も視聴率は芳しくないという。

「視聴者が中居に飽きてきていると思います。視聴率が取れているならまだしも、ギャラとも折り合いがつかない。中居のギャラはGP帯で1本200万円以上とみられており、高額です。今年から来年にかけて中居の番組はどんどん打ち切られるとみています」(前出のキー局関係者)

 解散した6年前には想像もつかなかったそれぞれの“現在地”ではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?