栗山千明の“炎上騒動”で明らかになった個人事務所の限界…イメージを守ろうとして裏目に

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■肖像権保護のために撮影自粛を要請

 一連の騒動の裏側を報じた「週刊女性」に対し、栗山サイドは、肖像権保護を理由に自分たちが撮影自粛や写真コンテストの中止を求めたことを認めている。

「これは完全に栗山さんの事務所サイドの判断ミスでしょうね」

 こう話すのは大手芸能プロダクションの関係者。

「栗山さんはそれまで実績ある大手芸能事務所に所属していましたが、20年に独立。今は信頼できるマネジャーさんと二人三脚で活動していると聞いています。今回、栗山さんサイドが肖像権やイメージを守るために、沿道の方々の写真撮影をNGにしたと伝えられました。ただ、30万人を超える人たちが集まるお祭りですから、そんなのはそもそも無理なんですよ」

「金沢百万石まつり」のような大規模イベントに栗山クラスの人気女優が参加した場合、通常は数百万円ほどのギャラが発生するという。

「タレントのイメージを守りたいのであれば、栗山さん側はこのような仕事は受けるべきではありませんでした。NG条項を出し、代理店やイベンターがそれをOKしてくれたから大丈夫と簡単に考えたのでしょう。ですが、ネット上で批判にさらされ、守るつもりのイメージが結果的に大打撃を受けてしまった。以前の事務所なら仕事を受ける際のノウハウや代理店などの関係性が構築されており、このようなトラブルは避けられたはず。個人事務所ならではの失敗だと思いますよ」(同)

 日刊ゲンダイは「仕事の選択ミスだったのではないか?」と栗山の事務所に質問したが、期日までに回答を得られなかった。昨今、芸能界は独立ブームだが、思わぬ落とし穴があることも忘れてはいけない。

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