愛子さまと悠仁さまが国民の前になかなか姿を見せないのはなぜか

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両家のぎくしゃくした関係が影響?

 一方の悠仁さまは愛子さまと違い、進学した筑波大学付属高校には通学して対面で授業を受けている。ところが、皇族が学習院以外の高校に進むのは戦後初めてといわれながら、4月の入学式に単独で記者会見をして以来、高校生活の様子が全く聞こえてこないのである。6月17日に秋篠宮ご夫妻は東京国立博物館で開催中の特別展「琉球」を鑑賞されたが、悠仁さまはもちろん、佳子さまのお姿もなかった。眞子さんの結婚騒動がようやく決着がついたというのに、なんだか愛子さまと悠仁さまの周辺には、これまでとは違った空気が漂い始めているのだ。いったいどうなっているのだろうか。

 悠仁さまは筑波大付属高に通っていることについて、「若い皇位継承者が1人しかいないのだから、むしろ悠仁さまこそリモートで授業を受けるべきでしょう。コロナに感染などしたらどうするんですか」という声があった。

 確かにそうだが、実は筑波大付属高ではリモート授業はしていない。愛子さまが通う学習院大学ではオンライン授業か対面授業か、学生が選べるようになっているから、愛子さまはオンライン授業を選んだだけのことだと関係者は言う。

「陛下はマスクをしてオンラインに出られるぐらい慎重居士の方ですから、おそらくリモート授業も陛下のご意向があったと思われます。学友に会えないことは残念に思いますが、学校側は歓迎しているようです。なぜなら、万が一にも愛子さまを通して陛下がコロナに感染したら大学の責任問題になってしまいます。そういったことも配慮された結果なのでしょう」

 それにしても、3月から一度も国民の前に顔を出していないというのは、やはり気になる。

 愛子さまが成年会見をしたその日に悠仁さまの卒業式と囲み取材もあったことを覚えているだろうか。もちろん新聞には同じ日におふたりの記事が並んだ。それだけならともかく、愛子さまの会見が大きく取り上げられ、悠仁さまの記事は小さかったのだ。国民に人気のある愛子さまの方を大きく取り上げるのは当然だが、宮内庁では問題になったらしく、のちに西村宮内庁長官は「私のミス」だったと謝罪している。

 この出来事によって、天皇家と秋篠宮家の間でコミュニケーションが取れていないことがはっきりしてしまった。「かつて秋篠宮さまは、当時の皇太子殿下に対抗してご公務を増やしたりしましたが、それは今でも変わらない」(皇室記者)といわれ、両家のぎくしゃくした関係が、愛子さまや悠仁さまにも影響を及ぼしているのだろうか。 (つづく)


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