海老蔵はなぜ嫌われる? 息子・勸玄君主演「毛抜」の共演者が決まらず大ピンチ!

公開日: 更新日:

中村勘三郎さんが生きていたら

「実情は、根回しがうまくいかず、よくよく説明を受けたら大御所筋も納得されたとは聞いています。でも歌舞伎座の中の一部保守派が海老蔵の革新的なやり方に反発していて週刊誌に情報を流し、針小棒大になって伝わってしまうのだそう。ごく有名な歌舞伎役者以外は舞台での収入がメインですから、集客が期待できる海老蔵の存在は大きいし、ビジネス的にも協力する方が妥当。テレビタレントの“共演NG”とは訳が違うのです。歌舞伎界も若返りを図らなければ経営が成り立たないので、今までと同じことをやっても集客できませんから、海老蔵さんの新たな試みは必要なのです。海外公演やコクーン歌舞伎など常に新しいことに挑戦してきた中村勘三郎さんが生きていたらもっと応援してもらえただろうし、事が進めやすかったのでは、とも言われています」

 こんな声もある。

「『毛抜』は、成田屋ゆかりの歌舞伎十八番のひとつで、衣装も動きも華やか。勸玄くんが演じれば、歌舞伎ファンだけでなく、海外の人たちの注目も集められるため、海老蔵さんのプロデューサーとしての判断は正しいと思います」(演劇関係者)

 襲名披露興行まであと2カ月。海老蔵あらため団十郎は、嫌われる理由をパワーに変えることができるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも