TV離れで問われる公共放送「NHK」の存在意義 スマホ所有者からの受信料徴収ついに着手か?

公開日: 更新日:

 受信料を支払っている人だけが視聴できる「スクランブル化」についてNHKは、公共放送として問題が生じるという姿勢を崩さない。

 政権への忖度報道や旧統一教会問題に消極的な姿勢が指摘されるなど、公共放送としてのあり方に疑問符が投げかけられているのも確かだ。

「豪雨災害やこれから起こるとされる南海トラフや首都直下型地震などの災害報道も、被災者が必要とするライフラインにかかわる情報と全国に発信する情報は異なるのが筋だと思います。公共放送を標榜するのであれば、ネットを活用して国民が本当に必要とする情報をどう提供していくのか。広告収入をネットに抜かれてシュリンクする民放やラジオ局も含めて、戦後に勃興した放送インフラを包括的に見直す局面に来ているのではないでしょうか」(小田桐誠氏)

 有識者会議での議論は来年6月までにとりまとめられるが、公共放送のあり方にどういう道筋が示されるかに注目が集まっている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲