金子大地の人気にあやかるNHKの“商売上手”「鎌倉殿の13人」に続き「しもべえ」特別版放送

公開日: 更新日:

 NHKドラマ10「しもべえ」(今年1~3月)の特別版が、新エピソードを加えて9月25日からBSプレミアムで始まった。女子高校生の鴨志田ユリナ(白石聖)が、「しもべのしもべえ」というスマホアプリをうっかりダウンロードしたら、ピンチになると風体怪しいコワモテおじさん・しもべえ(安田顕)がどこからともなく現れ、窮地を救ってくれるというコメディーだ。しもべえは、実はユリナが1歳のときに家族を置いて出ていった父親の分身で、本編の最終話で父親は末期がんで死去、同時にしもべえのアプリも消えた。

 特別版はその10年後の2033年という設定である。ユリナの幼なじみで恋人だった佐々木辰馬(金子大地)は医者になっていた。辰馬は難病で治療を諦めてしまった患者の菊池明日香(堀未央奈)に、かつてしもべえという“キセキ”(奇跡)があったことを話す。雑誌記者の明日香は興味を引かれ、しもべえ誕生の秘密を調べ始める──。

 もともと再放送の要望は強かったのだが、このタイミングにバージョンアップした特別版をぶつけたのは、それだけが理由ではないだろう。金子大地の人気に乗ろうという計算はミエミエである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」