NHK紅白“K-POP重視”“高齢者切り捨て”戦略の成否は? ストリーミング重視の選考ハッキリ
16日、「第73回NHK紅白歌合戦」の全出場歌手43組が決定した。出場者の中で今回、特に目立ったのが初出場組で、紅組のIVE、ウタ、Aimer、緑黄色社会、LE SSERAFIM、白組のSaucy Dog、JO1、なにわ男子、Vaundy、BE:FIRSTの全10組が出場する。
所属事務所を一新し、ツイッターアカウントを立ち上げるなど2014年以来、8年ぶりの紅白出場が期待されていたデビュー40周年の中森明菜(57)、同じく50周年アニバーサリーの松任谷由実(68)、昨年、娘の沙也加の急逝で出場を辞退した松田聖子(60)などの出場は発表されなかった。
「出場者の顔ぶれを見ると、K‐POP勢が存在感を示していることなどに疑問の声が上がっていますが、テレビからスマホの時代になった今、紅白はもはやお茶の間で家族そろって大物歌手が国民的ヒット曲を歌うところを見るものという概念がなくなったことを象徴しています。昨年は視聴率が40%を割り史上最低を記録するなど低迷に拍車がかかり、近年、高齢者が好む演歌勢も続々とリストラされたりと、NHKの紅白改革が形となった年ではないでしょうか」(音楽ライター)