市川団十郎の芸は“見るに値せず”…市川中車(香川照之)の俳優復帰に尽力し露呈した本当の実力

公開日: 更新日:

 こう語るのは、あるご贔屓筋だ。

「襲名披露公演には、歌舞伎界きっての名役者さんがたくさん出演します。全日完売が当たり前ですが、当初はチケットがなかなか売れませんでした。なぜ、そんなことが起きたかといえば、原因は一つ。団十郎さんの人気がないからです。女性問題とか義姉の國光真耶さんの問題とか、嫌われる原因もありましたが、何よりも一番の原因は、団十郎さんの芸のレベルが大名跡を名乗るにふさわしくないことです。それは、目の肥えたタニマチ筋には当然わかることですが、素人目にもわかるくらいうまくない。襲名披露公演を見たご贔屓の方々は皆さん、がっかりされています。『この期に及んでも、ちっとも芸に精進しないんだな』と、半ば諦めのようなことを言われた方もおられます」

■タニマチも失望

 つまり、タニマチですら、団十郎の芸には失望しているというのである。それに対し、香川に対する評価は全然違う。

「歌舞伎役者としての経験は浅いですが、稽古は真面目だし役の研究や勉強も怠らない。誰に対しても礼儀正しく腰も低い。テレビの演技を見てもおわかりかと思いますが本当に器用で芝居もうまい。やっぱり華があるんです。団十郎さんも香川さんの実力は十分にわかっていますから、集客に香川さんを頼らざるを得なかったのです」(同)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」