1985年のNHK紅白歌合戦 大トリの森進一さんがボー然と立ち尽くしていたワケ

公開日: 更新日:

 前回の「スッピンでしゃべります」を読まれた読者の方々から、森昌子ちゃんのエピソードに驚いたっていう感想をいただきました。

 いい意味でブッ飛んだキャラですね、とか、ヤンチャでおてんばなんですね、とか。まあ、それも無理ないですよね。だって、歌っている曲が「哀しみ本線日本海」や「越冬つばめ」ですから(笑)。

 しかも、あれだけ感情を込めたあの歌い方でしょ。死ぬほどうまいですし。そりゃ、昌子ちゃんと同世代の人のイメージは寡黙で憂いを秘めた演歌歌手って感じだと思いますよ。花の中3トリオから脱皮して演歌歌手として生きていくと決めたわけですからね。「越冬つばめ」では1983年の日本レコード大賞の最優秀歌唱賞をとっていますよね。自慢じゃありませんが、アタシも賞だったらたくさんいただいていますけど。もちろん学校以外で(笑)。

 昌子ちゃんのことでもうひとつ、強烈に覚えていることがあります。それは1985年の紅白歌合戦。当時は森進一さんとの結婚が決まって、翌年からしばらく芸能界を離れることになっていたんです。だから紅白が昌子ちゃんにとっては、最後の舞台。紅組キャプテンとしてトリを取ることになったの。そんな大役は美空ひばりさん以来じゃないかな。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い