食欲増進! 食べ物関連本特集(2)名古屋めしが堪能できる喫茶店物語「名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは白鳥の歌なんか歌わない」太田忠司著
今年も猛暑、酷暑を通り越し、地獄のような暑さの夏が間もなくやってくる。暑いと食欲も減退し、それがさらに体力を奪うという悪循環に陥る。そこで、読めば食欲が増進する食べ物関連の本を紹介する。
◇ ◇ ◇
「名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは白鳥の歌なんか歌わない」太田忠司著
龍は、医大を中退して、祖父母が営む喫茶ユトリロを継ぐため修業中。店はリニア新幹線開通延期で再開発が停滞中の名古屋駅西地区にある。昭和24年に曽祖父が開いた店を存続させるため、龍は実業家の一橋に店の建物と土地を売却、その上でこれまで通り店を続けることを承諾してもらった。その条件として、龍が起業して一橋グループの傘下として喫茶ユトリロを経営することになった。そんな龍のために祖母の敦子がデパートでスーツを仕立ててくれた。その帰り道、敦子は龍を近くの「手打そばきしめん かめ壽本店」に連れて行く。2人で敦子の好物の「志の田」うどんを食べていると、近くの席の女性客が敦子に話しかけてきた。客は小中学校で敦子と仲が良かった智子だった。後日、店を訪ねてきた智子と昔話に花を咲かせる敦子だが、龍は祖母の様子がおかしいことに気づく。
名古屋のご当地グルメが次々と登場する人気小説シリーズ第6弾。(角川春樹事務所 836円)


















