ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」
【第6回:コールセンターで働くシニア男性の素顔・後編】
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
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顧客からの電話を受けたり、架電をしたりするいわゆる「コールセンター」は、女性が多い職場という印象がある。しかし近年、現役を退いたシニア男性が流入する仕事にもなりつつある。
「私の職場で架電業務をするのは、全員シニア世代の60~70代男性です。彼らの元の勤務先は銀行、商社、カーディーラーなどですね。最高齢は76歳で、私はこの中で若手です」
こう話すのは中部地方在住のGさん(69)。67歳からとある企業のテレマーケターとして週3日働いている。業務内容は中小企業や自営業者にアポなしで電話し情報収集をすることだ。
Gさんたち中高年男性は、パートやアルバイトですらなく、「業務委託」というフリーランス。フリーなので交通費の支給はなく、もちろん健康保険や年金もない。
報酬は時給ではなく、架電した件数で決まる。1件当たりの報酬が300~500円、一日の報酬額は4000円程度だという。

















