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北島純映画評論家

映画評論家。社会構想大学院大学教授。東京大学法学部卒業、九州大学大学院法務学府修了。駐日デンマーク大使館上席戦略担当官を経て、経済社会システム総合研究所(IESS)客員研究主幹を兼務。政治映画、北欧映画に詳しい。

韓国発リアリティー番組「脱出おひとり島」世界的大ヒットの理由 SNS時代ならではの追求ぶり

公開日: 更新日:

 Netflixで配信中の韓国発リアリティー番組「脱出おひとり島」が好評だ。2021年12月から配信されたシーズン1、22年12月から23年1月にかけて配信されたシーズン2ともに非英語番組の世界視聴ランキングトップ10にランクインし、韓国で制作されたバラエティー番組としては初の快挙を成し遂げた。今年10月にはシーズン3の配信も決定している。

 リアリティー番組とは一般に、映画ドラマのような「台本・役者・演出」を前提としたフィクション(創作物)と、ドキュメンタリーのようなノンフィクション(記録物)の中間に位置するとされる番組で、「テラスハウス」や「バチェラー・バチェロレッテ」が典型だ。「台本がない」ことをうたい、出演者の「リアルな反応」に視聴者がクギ付けとなる類いの番組をいう。

 その中でも、恋愛成就に焦点を当てるものをデートショー(Dating Shows)というが、特に「脱出おひとり島」シーズン2はその傑作という声が高い。原題は「シングルズ・インフェルノ」、独り者の地獄という意味だ。舞台となるのは「地獄島」と呼ばれる無人島(ロケ地は仁川沖の砂昇鳳島)。

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