フジ月9「教場0」でもハッキリ…木村拓哉ドラマは共演女優陣に支えられている

公開日: 更新日:

 木村拓哉主演のフジテレビドラマ「風間公親─教場0─」(月曜午後9時)は、世帯視聴率12.1%、個人視聴率7.2%と、まずまずのスタートを切った。予告スポットやワイドショーであれだけ前宣伝すれば、まあ、このくらいの数字は当たり前だろう。

 木村が警察学校の〝最恐〟教官・風間公親を演じた「教場」は、これまで新春SPドラマで2回放送され、今回は教官になる前のエピソード0というわけだ。極めて有能だが、ぶっきらぼうで決まりごとに従わないというのは、木村のお決まりの役どころで、今回も刑事指導官を不機嫌そうに演じている。

 一本調子の芝居は相変わらず。だから「何をやってもキムタク」と言われてしまうのだが、フジ系「月9」は11作目、さらにTBS系「日曜劇場」の7作をはじめ、これだけ多くのドラマで主役を続けられている秘密は何なのか。ただの二枚目ではこうはいかない。

「ドラマとしてはいずれも平凡なのですが、相手役の女優たちが魅力的なんです。真面目一方の気の強い女性だったり、天然ボケでコケティッシュだったり、元気いっぱいの明るい行動派だったり、難病だったりと、彼女たちだけでも十分ドラマを楽しむことができます。“もう一人の主役”というわけで、彼女たちと絡んで、初めてキムタクが映える仕掛けになっているんです」(放送作家)

「教場0」でも、新垣結衣白石麻衣の新人刑事がキムタクに絡む。去年の春ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)では、キムタクの偏屈なボクサー崩れを励まし、ついには結婚してしまう古文の先生を満島ひかりがコミカルに演じた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情