清野菜名「日曜の夜ぐらいは…」は中高年層にも刺さる予感 共感を呼ぶ岡田惠和脚本の妙

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「3人の出会いから仲良くなるまでは“あり得ない”ようなファンタジーですが、それぞれが抱える日常の息苦しさは《それって私》と思う女性も多いはず。清野さんの『煮詰まった時にコンビニに行っていちばん高いアイスを食べる。それでまだちょっとやれるかも、って思う』っていうセリフに救われた人は必ずいたと思います。岡田さん脚本で深津絵里さん主演の『彼女たちの時代』(1999年=フジテレビ系)もそうでしたが、見る人に問いかけるような作りですよね。もっと古いですが、山田太一さん脚本で『想い出づくり。』(1981年=TBS)を覚えている中高年層にも刺さるかもしれません」

 ちなみに「想い出づくり。」は森昌子(64)、田中裕子(68)、古手川祐子(63)の3人が主演だった。それはさておき、「日曜の夜」の初回(4月30日放送)の平均世帯視聴率は5.6%と、裏の日テレ「だが、情熱はある」第4話の3.6%を上回った(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。

「日曜の夜にリアルタイムで地上波の連ドラを見ようという、やや年齢が上の層は、テレ朝のドラマを見がちというだけでしょう。開始時間に30分のずれはあるし、ターゲットもトーンも違うので視聴率を比べることに意味はない。『だが、情熱はある』で、ジャニーズの2人の山里さん&若林さんへの寄せっぷりには感心していますよ」(前出の亀井徳明氏)

 世帯視聴率が尺度ではない。とはいえ、テレ朝の新設枠に差をつけられた日テレ側の胸中やいかに……。

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