著者のコラム一覧
吉川圭三映像プロデューサー

1957年、東京都生まれ。82年日本テレビ入局。「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサー、早稲田大学表現工学科講師を務める。著書に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)、「全力でアナウンサーしています。」(文藝春秋)がある。

(1)「おう、さんまや」の電話をイタズラと勘違い 大物芸人の人懐こい性格にびっくり

公開日: 更新日:

「いや、吉川はん。あれ本物ですよ」

「えっ!」

「本物です。あの頃、さんまさんが突然『吉川君の自宅の番号知っとるか?』と言うので調べてお教えしたら『おかしいなぁ~。オイラが吉川君の家に電話するといつもすぐ切られんねん』言うてはりました」

 容易に近づけない存在だったが、親しくなって好感をもたれると“人懐こく”なる。明石家さんまは器が大きい人物だったが意外に繊細で優しい人でもある。たぶん、オフの日曜に誰かとの夕食会でも誘ってくれたのかもしれないとするととても申し訳なかった。

 でも、会話にこだわる明石家さんまと、もし2人だけで長電話となると、それはそれでかなり緊張感漂う会話になったであろうことも想像できた。以来、さんまさんとはLINEなどのメッセージによる連絡のみである。しかも、さんまさんの場合、LINEの返信でも必ず笑わせてくれるのだから「笑いの神様」に呪われているとしか思えない。(つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃