井上咲楽は真の意味で“ポストこじるり”になれるか? 欠けているのは炎上覚悟の「貪欲さ」

公開日: 更新日:

9本の番組を抱える売れっ子に

 ホリプロの井上にかける期待がはっきりと表れたのは、長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」(テレビ朝日系)への抜擢だ。22年4月にアシスタントをホリプロの先輩、山瀬まみから引き継いだのは小島ではなく、井上だった。そして、現在の井上は地上波のレギュラー、準レギュラーを合わせて9本を抱える人気タレントに成長した。

 しかし、「本当の意味でポストこじるりにのし上がるには、まだちょっとパンチが弱い」との声も上がる。

「井上さんは、太かった眉毛という見た目だけではなく、昆虫食や国会傍聴好きという個性が際立つ印象ですが、実際は小島さんのように弁が立つとか、政治的発言が多いとかということもありません。正直なところ事務所のプッシュが全てで、与えられた仕事を丁寧にこなしているという印象しかありません。小島さんのように自ら炎上発言をして注目を集めるということもありません」(前出のスポーツ紙記者)

 一方の小島は、人気絶頂期には、ジャニーズ事務所の人気タレントとの熱愛、人気漫画家との不倫疑惑など事務所も巻き込んで世間を騒がせながらもサラリとかわしてきた。昨年8月に発表した中国留学も現在の国際情勢を踏まえて今年9月に延期。一部では結婚相手の会社経営者が今後、中国での小島の芸能活動をプロモートしていくという報道もある。

 井上に足りないのは、こじるりのたくましさというか貪欲さなのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋