ジャニーズ性加害問題「タレントに罪はない」…テレビ局が相次ぎ擁護、“見て見ぬふり”の覚悟は?

公開日: 更新日:

 と、その異常さを指摘したコメントが溢れている。

■アメリカでは「見て見ぬふり」も責任を問われる

「確かにタレント本人に罪はありませんが、それは免罪符になりません。性加害は許されないと言いつつも、自分たちの利益は優先したい、人気者に乗っかってコンテンツを作っていきたいというテレビ局の怠慢さが表れた言葉だなという印象です。図らずも今回の問題で切っても切れないジャニーズ事務所との“ズブズブの関係”が露呈しました。このままでは、テレビ局の対応に納得しない視聴者たちが『ジャニタレ出演のテレビは見ない』という動きになっていく可能性もあると思います」(芸能ジャーナリスト)

 タレントを通じてジャニーズ事務所に利益をもたらすことが、コンプライアンス的にも問題ではないのかということも今後の論点になりそうだ。

「ジャニーズ事務所は元検事総長の弁護士に指揮を執らせて再発防止チームを設置するとしていますが、加害者当人が故人となっている時点であまり大きな意味はなさそうです。ジャニーズ事務所は一度解体し、所属タレントたちもおのおの実力で生き残るべきだという声もあります。テレビ局もジャニーズ所属のタレントを起用したいのであれば、事務所ではなく個人と契約を結んだり起用していく方法あるでしょう」(同)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー